近年の血液型占いの現状

科学的な根拠が無い

血液型占いはもともと、血液型性格分類と呼ばれる性格の分類法が元になっているのですが、実はこの理論、発表当初から科学的な根拠が無いと言われています。
まず、血液型性格分類は大まかに言えば「血液型と自己申告の性格データを集めて、4つの血液型の性格のモデルを作り出した」のですが、まずこの4つの性格のモデルが、誰にでもあってはまるような事が書いてあるのです。
これを「フリーサイズ効果」と言うのですが、検証実験でどの血液型被験者でも、全ての血液型の性格モデルに該当すると答えた被験者が80%に及ぶそうです。
つまりA型の人でも、O型、B型、AB型の性格モデルに違和感を感じないのです。
また、性格モデルに使われたデータにも偏りが多く、現在のところ「生物学的にも心理学的にも血液型と性格は相関がない」という結論となっています。

ブラッドハラスメント

「男なんだから、我慢しなさい」、「女は、仕事を辞めて家庭に入るべきだ」このような性別を根拠に、偏見を声高に人に投げかける事をセクシャルハラスメントという事は皆さんもご存知だと思います。
実は同じようなハラスメントが血液型占いでも起きているのです。
血液型は生まれながらの特性で、本人が選んだわけでもないのですが、例えば「お前はO型だから雑でダメなんだ」と言われてしまっては、血液型が原因なら改善する方法が無いので、途方に暮れてしまします。

2000年代の初頭、テレビの影響もあり、加熱した血液型占いブームはついに「ブラッドハラスメント」と呼ばれる偏見を生み出すに至り、2004年にBPOが「血液型によって人間の性格が規定されるという見方を助長する放送を行わないよう要望する」という意見が出され、テレビでは血液型占いは扱われなくなっていきました。


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